こんにちは、まちゃです。
前回の記事から引き続き、なぜ、奈良県下北山村に移住するのか<その2>!
早速いきます!


村人の想いに触れて。

下北山村はすごく山奥にあって、人口も900人に満たないとっても小さな村です。

高齢化が進むこの村ですが、そこで出会った人々はとても魅力的でした。

移住を決める前に村を何度か訪問したのですが、その短い訪問の間でも、「下北山村をこんな村にしていきたい!」という希望に満ちた村の人々の想いを耳にすることができました。

100年かけて、この村をまるごと自然公園のような気持ちのいい村にしていこう!」という前向きな気持ちを、ずっと村に住んでいる方から直接聞くこともできました。

もちろん100年先の村の姿を生きて見ることはできないけれど、次の世代、そのまた次の世代のことを考え、長期的な視点をもって村づくりに取り組んでおられる方々。

そんな方々に出会えたこと、お話を聞かせていただけたことは、移住を決める上で大きなポイントとなり、「この村なら大丈夫だな」と自然と思えてきたのでした。

役場の方たちもビジョンを持って、新しい取り組みに挑戦し始めています。

地方の諦め感やなげやり感、丸投げ感ではなく、「共に」という姿勢を感じられるシーンがたくさんありました。

「この村なら、村の人と一緒にやっていける」そう直感的に思いました。

 


ユネスコのエコパークに登録されている、人と自然が共生する地域。

この辺のエリアには「大台ケ原・大峯山・大杉谷ユネスコ エコパーク」というものがあります。

ユネスコエコパークとは、原生の自然が残り、かつ、その周りで人と自然が共生する社会・経済が営まれているモデル地域、として認定されている場所です。

つまり、「ここは人が自然と共生する暮らし方を目指し、実現している地域ですよ。」ということが、ユネスコによって、世界へ向けて宣言・発信されている地域ということです。

下北山村も村の半分がそのエリアに指定されています。

持続可能な暮らし方を訪ねて世界を廻った僕たちが、これからやっていきたいことは、日本から自然と共生する持続可能な暮らし方を世界に向けて発信していくこと。

しかも、村としてもこれから環境保全型の自伐型林業に取り組もうとしていたりする。

環境面でも実践面でも、自分たちの方向性にぴったり合致しています。

 


吉野と熊野の境目にある。

もともと、吉野・熊野エリアがなんとなく気になっていました。

その山深さや、歴史や文化にも惹かれるものがありました。

下北山村は吉野から見ても熊野から見ても境目にある奥地の村です。

奥吉野といわれているけれど、下北山村の「北山」というのは、熊野から見て「北の奥山」という意味で、文化的には熊野との結びつきが強い面もあります。

また、奈良と三重と和歌山の県境でもあります。

その「境目」感にがっつり惹かれました。


パーマカルチャーでは、エッジをつくることが大切だと言います。

エッジとは境目、境界のことで、最も多様性が高まるところです。

例えば、自然界においても、水辺と陸地のエッジである湿地には、水辺と陸地と湿地の三つのエリアに住むそれぞれの生物が集まるのでもっとも生物種の多様性が高まります。

それと同じように、吉野と熊野のエッジであり、奈良・和歌山・三重のエッジである、下北山村から、新しくて多様な生き方や暮らし方を生み出せるのではないかと感じています。

山しかないような奥地だけど、僕たちには可能性に満ち溢れた地に思えます。

 


二人の地元を結んだライン上近くにある。

移住後も、お互いの地元に帰る機会はなんだかんだとあると思います。

それを考えると移住先は、お互いの地元の中間か、それぞれを結んだライン上にあるのがいいかな、と思っていたので、下北山村はちょうどいい場所でした。

はるの地元大阪から比較的近いし、僕の地元鎌倉からも遠すぎない、いい距離感です。


 

のびしろがすごい。

初めて村へ訪れたとき、正直、村の景観はあまり良いとは思いませんでした。

むしろ、今でも村の景観は全然好きではありません(苦笑)。

生活圏の周りの山は人工林にびっしり囲まれていて暗い。

めちゃくちゃ大きなダムがある。

空き家も多いけど、古民家というより、中途半端にリフォームしたような家が目につく。

空家の周りの畑に草が生えないようにビニールシートやトタンが敷かれていて、廃村感を醸し出しちゃっている。

…などなど、本当に失礼ながら、僕たち的にはなかなか素敵じゃない光景が多いです。

しかし、逆に言えば、だからこそ今後それをプラスに変えていける可能性があるとも思ってます。

村の人たちからも、「昔はもっと綺麗だった。自分たちで何とかしていかないと・・・」という声も聞けました。


もちろん好きな場所や景観もあります。

村には熊野古道と並び世界遺産に指定されている修験道の道、「大峯奥駈道」が走っています。

また、大昔、鬼の夫婦が修験者のために開いたという宿坊が現在も守られ残っていたりします。

僕たちもその入り口周辺に連れて行ってもらったのですが、そこで見た森や滝や渓流は、感動的に美しい風景でした。

そんな神秘性を感じさせるような風景や文化が残っている村でもあるのです。


世界遺産の前鬼の里からほど近いトチノキ巨樹群
神聖な森

その他に、短い滞在の間にも活かされていない村の資源がたくさんあることに気が付きました。

まだ移住者もあまり村に入ってきていないので、それらの資源が手つかずのまま眠っているような状況。

まさに、伸びしろだらけ。

伸びしろしかない状況です!

すでにある程度出来上がっている地域よりも、まだまだこれから!な村に行く方が面白い!はず!

 


下北山村が良い!と思った理由は、ざっとこんな感じ。

いろいろあるけど、まぁやっぱり要は、導かれちゃったってことですね。

 

次回は、村でやっていきたいことについて書きます。

ではまた!


まちゃ