オノ暮らし

人も地球もハッピーになる「ステキ暮らし」を研究&実践するオノな夫婦のLabo. パーマカルチャー、オフグリッド、DIY、世界一周、旅…、などについて書いています。

2016年03月

こんにちは、はるです。
実は先週末も、今週末もホストの家族は外出中で、わたしたち二人でお留守番をしていました。
やはり動物がいるとなかなか家を空けられないので、わたしたちのようにボランティアワーカーがいるときを狙って必要な遠出の予定を入れるみたい。

わたしたちはというと、いつも以上に自由にリラックスした週末を過ごしました。
お礼にといって、サラが鯛をまるごと一匹買ってきてくれたので、昨晩、野菜と一緒にグリルして食べました。
シンプルな味付けと調理法で料理した鯛。
めちゃめちゃ美味しかった。

鯛グリル
お庭でとったハーブで香り付け 鯛と野菜の贅沢グリル。

****   ****   ****

さて、今日の記事はタイトルの通り、みなさんのリアクションが、わたしたちのステキ暮らし実現へのヒント!
なので、みなさん、もっと自由にリアクションください、というお願いです。

最近わたしたち二人の妄想を、少しずつブログで公表しています。
「こんなことできたらいいな」「こうやって暮らしていきたいな」
今まで二人だけで話し合っていた内容をオープンにしていくことで、新たな面白い妄想の発展に繋がっています。

ブログをしている人は分かってもらえるかと思うんですが、更新したブログに何らかのリアクションがあると、とても嬉しいものです。
ブログ自体へのコメントは、ハードルが高いのかなかなか得られないものの、facebookのシェアにいいね!やコメントを残してくださる方はちょくちょくいてくれます。

また、個別に「ブログ読んでいるよー」と言ってもらえたり、感想や励ましをメッセージで送ってくれる方もいます。
そんな時は、二人してかなり嬉しいです。

見てくれている人はいるんだなぁ。
届いていることはあるんだなぁ。

ってしみじみ実感を持つことができます。

そうやって、数々のリアクションをいただく中で、わたしたちが感じていることがあります。
それは、

「結構みんなも、同じような妄想してるやん!!」

っていうこと。

「同じようなこと、できたらいいと思ってる」
「一緒に何かやれたらいいねっ」
そんな言葉をもらうと、「おぉー!!ぜひぜひっっ!!」って小躍りしたい気持ちになります。

そうしたブログに対する共感のリアクションから、
「こんなこと考えているのは、わたしたちだけじゃない!」「一緒に妄想をカタチにしていける!」
そういう、ささやかな自信と手応えを感じています。
だって、わたしたちのこれからの妄想、「ステキ暮らしの実践」はわたしたち二人だけではできないものだから。

帰国したら、そんな共感のリアクションをしてくれた人たちのもとに行って、まずはじっくりゆっくり語り合いたい。
もちろん、鎌倉に来てもらうのも大歓迎。
話のネタは尽きないと思う。

そうして仲間を集って、妄想からはじまるアクションを地道にゆっくり起こしていけば、すごく「面白良い」ことができそう。

これって、最近になって考え始めたことではなくて、似たようなことを学生の頃からも考えていました。
違っているのは、当時は遠くの未来に向けて妄想していたのが、今はもっと近い未来になっている、ということ。

当時、「結婚したら」とか「子どもが産まれたら」なんていって妄想をはせていた年齢に、今、なっている!
なんていっても、わたしたちも気付けばもうミソジですから(笑)

最近の妄想公表は、日本に帰ってから・・・と思って温めていたものを、待ちきれずに先出ししている状況。
実は少し、気持ちが先走っている訳です。
でも結果的に、それがいい効果を生んでいる。
日本に帰ってから動き出すよりも、こうして先に公言している方が、気持ちも行動もリズムにのっていく。
そして、みなさんからいただくリアクションが、次の行動へのヒントになっています。

妄想は、溜めずに、恥じずに、出したほうがいい。
最近はそう実感しています。

最高のコーヒー
ピッキングから乾燥、焙煎、豆挽き・・・全工程を自分の手で行って淹れた、幸せのコーヒー@コロンビア。
これも妄想から実現したことの一つ。今度はコーヒーの木から育ててみたい、というのが次なる妄想。


みなさんも、密かに膨らませている妄想が少なからずあるはず。
わたしたちも、そんな妄想話をぜひ聞かせてもらいたいです。
「それいいね!」「ぶっ飛んでるね!!」って笑いながら、実現に向けて何ができるか一緒に考えたいです。
もしかしたら、被っている妄想があって、一緒に実現化できるかもしれません。

妄想を膨らませることって、とても楽しいものです。
実現可能かどうかはとりあえず置いといて、「どうなりたいか」「どうしたいか」を軸に、とにかく自由にブレーキをかけずにどんどん妄想を膨らませていく。
したい暮らし、望む未来を想像して、勝手にワクワクし始める。
小さな妄想から、大きな妄想まで、「ありえない」って思うようなこともお構いなしに妄想する。

そして、機会を作って、妄想話を公開してみる。
嬉しいリアクションや、思ってもみなかった収穫があるかもしれない。
恥ずかしいことなんて何にもない。
何か気に入らないことを言われたら、サラリと言い返せばいい。
「だって、自由な妄想だもん。」って(笑)

セドナ 瞑想 妄想
瞑想からの妄想@セドナ 一人心を落ち着かせての妄想もおススメ

ちなみに、「妄想」とは、辞書で調べてみると、
・根拠もなくあれこれと想像すること
・邪念
・病的状態から発生する根拠のない主観的な確信
・訂正不能の誤った判断
と言った言葉で説明されています。

一方、わたしたちの辞書によって変換された「妄想」はというと、
・際限なくあれこれと夢見ること
・邪念、上等
・自由な思考状態から発生する根拠のない主観的な確信
・訂正拒否の可能性溢れる判断

(「妄想」と聞いて、マイナスなイメージを持たれる方、気分を悪くされる方がいるかもしれないので、一応「わたしたちの考え」として断っておきます)

妄想ってやらなきゃ損!
だって、人に迷惑かからないし、お金もかからないし、どこでもできて、その上、楽しい。
そして、妄想は現実逃避じゃなくて、むしろ、ビジョンを明確化するための一つの方法。
妄想は心の声を聞くこと。夢の実現への第一歩。
だから、妄想はやったもの勝ち。

よく、「想像力を働かせて」って言いますが、「妄想力を働かせて」っていうのも、かなり必要なことだと思います。
わたしたちのいう「妄想」は、想像の一歩先。想像の良いとこどり。
前向きで、都合良くって、自分本位で、オンリーポジティブシンキング。
楽しく、面白く生きていく上で、この「妄想力」ってキーポイントなのでは?

「止まらない妄想がステキな暮らしを、豊かな人生をカタチ作っていく」
わたしたちは、今真面目にそう考えています。

というわけで、わたしたちの言っていること、やっていることに対して、お気軽にコメントください。
リアクションください。
一緒に溢れる妄想のシェアをしてくれる方、何か一緒にやりたいっていう方、いつでもコンタクトお待ちしています。

はるみ

こんにちは、はるです。
引き続き、オーストラリアの小さな小さなヤギファームでステイ中です。
朝は薪ストーブを焚くほど寒いかと思えば、クーラーを入れるほど日中は暑くなったり、とても気温変化が激しくて、夏と冬が一日にやってくるみたい。
実際、メルボルンは一日に四季がくる、と表現されるんだそう。
日本も春に向かって、寒くなったり、暖かくなったりしているころでしょうか?

***   ***   ***  

さて、ここでの生活を満喫中のわたしたち。
色々なことを学べる意外に、ここを気に入っている理由の一つは、自由に過ごせる時間が多いこと。
一日に3,4時間くらいガーデニングやベビーシッターなどをして、朝と夕方のミルク絞りを手伝ったら、あとは自分達の思うように過ごせます。
ありがたいことにwi-fiも繋がるし、こうして溜まりに溜まったブログの更新に勤しんでいるわけです。

自由な時間がいっぱいある中でわたしが楽しんでいるのがケーキ作り。
自家製のチーズやヨーグルトを使って簡単にできるケーキやスイーツをここぞとばかりに作りまくっています。

何を隠そう、わたしが一番好きなケーキはチーズケーキ。
中でもベイクドチーズケーキが大好きなんです。
この旅の間にも、チーズケーキを探しては食べ歩いていますが、なかなかこれ!という一品に巡りあうことはできません。
多分、日本のチーズケーキが一番美味しい(というかハズレがない)。
節約生活の中、奮発して買ってみては絶望するということを繰り返してきたので、もはや外では食べなくなっていました。

でも、異様にチーズケーキが食べたくなることがある。
そういえば、長らく食べてないなぁ。
時間もたっぷり・・・材料も揃っている・・・今作らずしていつ作る・・・???

ということで、チーズケーキを焼いてみることに。
レシピはネットで探して、適当にアレンジしました。

自家製ヨーグルト
自家製ヨーグルト なめらかさと爽やかさに驚愕!久しぶりに食べ物で感動した。

材料は自分たちでミルクを搾って作った、自家製のヤギのクリームチーズとヨーグルト。
庭で飼っている鶏が産んでくれた新鮮な卵に、小麦粉、きび砂糖、レモン。
ボトムには、簡単お手製タルト生地を敷いて。

基本的には混ぜて焼くだけ。
超シンプルでいたって簡単。
レシピでは生クリームを使うところを、ヘルシー&お手軽に、今回は自家製ヨーグルトで代用しました。

オーブンで焼いて、冷めたら、冷蔵庫で一日寝かせる。
すぐに食べるんじゃなくて、この一日お預け!なのが、じらされて、お楽しみ感が増していい(笑)

究極のチーズケーキ
究極のチーズケーキ?焼きムラがあるのには目をつぶって(笑)

さてさて、一日あけて、いざ実食!!
肝心のお味の方は、というと・・・?

美味しーーーーい!!
自分でいうのもなんだけど、かなり美味しくできました。
大雑把な性格なもんで、ちゃんと分量を量ったりできなくて、いつもの如く適当なんだけど、それでも十分満足のいく出来。
ヨーグルトをたくさん使ったので、少し酸味が強いものの、さっぱりしていてそれもまたよし。
さらに一日置いた翌々日は、味が落ち着いてもっと美味しくなっていました。

この結果はわたしの腕というよりも、確実に、材料の良さのおかげ。
何の混ぜ物をしていない、自家製のクリームチーズとヨーグルトでつくるシンプルなベイクドチーズケーキ。
これが美味しくないわけがない!!

小麦粉やお砂糖、レモンにもこだわって、ボトムにひいたタルト生地ももちょっとレベルアップして、薪オーブンでじっくり焼いたら、それこそ究極のチーズケーキになる!!
・・・と一人でテンションがあがっていたわたし。
でもそのくらい、美味しくて、さらに可能性を感じる一品だったのです(自分でいうな)。

チーズケーキ2
冷やして美味しいチーズケーキ 簡単にできちゃうのもポイント高い!

他にも、子ども向けのにんじんヨーグルトケーキ、クリームチーズたっぷりのティラミス、シンプルなヨーグルトカステラ、とかとかいっぱい作って楽しんでいます。
もちろん、スイーツだけじゃなくて、お料理にもヨーグルトやチーズを使わせてもらっています。

ティラミス
クリームチーズで作るティラミス。マスカルポーネよりはカロリー控えめ。

自分たちの手でミルクを搾って作ったチーズやヨーグルトなので、どんな風に使おうか、どうしたらもっと美味しく食べられるかって考えるのが楽しくて楽しくて。
愛情も思い入れもたっぶりこめて作ったものを、みんなが美味しいといって喜んで食べてくれるのが、とっても幸せ。

問題は作りすぎの食べすぎで、カロリーオーバーになるのでは・・・ということ。
ヤギ乳製品は、牛乳製品に比べて、カロリーが低く、消化によくて、栄養価も高いそう。
そんな言い訳もしながら、今しかできない贅沢な幸せを味わっています。

・・・いやいや、今しかできない、じゃなくて、日本に帰ってから、自分たちで自家製の材料を揃えられるようになって、
今度こそ究極!!のチーズケーキを焼けるようになりたいものです。

カマンベール
ブリーチーズ(カマンベール)発酵&熟成期間が長くなるにつれ、扱いが難しくなる。

そして、そして。
実はここで終わりではなく、自家製ならではの嬉しい贅沢なおまけが。
それは、ヨーグルトやチーズを作るときに出てくるホエイ(乳清)。
市販のヨーグルトでも時間が経つと表面に浮いてくる、あの水分のことです。
ホエイはヨーグルトやチーズを作る過程で大量に出てきて、捨ててしまっているんだけど、すごくもったいないなぁ、と思っていました。

何か使い道はないかと思って試してみたのが、髪を洗ったあとのリンス。
いつも石鹸で髪を洗ったあとのキシキシ(アルカリ性)を、お酢やレモン(酸性)でリンスしていたんですが、試しにホエイを使ってみたら、びっくりするほど優秀。
めちゃくちゃ髪が潤うし、お湯で流すだけでみるみる髪がサラサラに・・・!!

さらに、顔にもつけてパックをしてみたら・・・
これまた!もっちりしっとり潤った!!
久しぶりの潤いにびっくり(笑)

毎日するのは面倒だし、する必要もないかとは思うけれど、たまにはやったら髪にもお肌にもとっても良さそう。
ここにいる間は、贅沢なおまけ、ホエイの恩恵をたっぷり受けたいと思います。
あるものを捨てずに有効活用。
とってもパーマカルチャーなのでした。

そんなわけで、ミルク搾り、自家製チーズ&ヨーグルト作りから、ケーキ作り、ホエイ活用のおまけまで、余すことなく味わい尽くしているわたしたち。
食に止まらず、生活全般に楽しみと深みが生まれ、そこからどんどん派生して興味の範囲も広がってきています。
ここでこうしていい経験をさせてもらって、本当に感謝、です。

さて、明日は何を作ろうかなー

はるみ

こんにちは、まちゃです。

低カロリーといわれるヤギミルク。
でも毎日、ほぼ毎食、ヤギのチーズを食べまくっていたら、さすがにちょっと太ってきた気がします。
無ければないで食べないんだけど、そこにあったらついつい食べてしまうんだよな。

ブルーチーズピザ
ある日の夕食、ブルーチーズのピザ。

今回は、そんなヤギファームでの日々の中で膨らませている妄想について。

****  ****  ****

前回の記事で、はるが子育てについて、書いていました。

子育てについて、ここへ来て、僕がもう一つ感じたことがあります。

それは、

「アヴシィのデイケア代、高いなぁ~」ということ。
デイケアとは、一日だけの民間の幼稚園みたいなもの。
アヴシィは週に1回ずつ、2ヶ所のデイケアに行っています。

サラに、デイケア代がいくらなのか聞いて、びっくりしました。
今の僕とはるなら、アヴシィ一人の1ヶ月のデイケア代だけで、二人で1ヶ月、十分暮らせちゃうと思います。

以前、僕たちの妄想の記事でも書きましたが、そんな風に子育てや教育にお金がたくさんかかってしまうということは、大変なことです。
それによって、子を授かることを諦めているなんていう人の話さえ聞いたことがあります。
でも僕は、もっと違った子育てのあり方が可能なんじゃないかといつも思っています。
お金をそんなにかけなくたって、子どもにとって、今と同じ、あるいはより望ましい、育ちの環境が作れるんじゃないか、って。

それもあって最近僕は、ホームスクーリングやオルタナティブスクールといった、これまでとは違う教育のあり方にも関心があります。
なぜなら、既存の日本の学校教育には、いろんな意味で限界や無理がでてきているように感じているから。

最近は日本でも、既存の学校とは違うオルタナティブスクールの取り組みが少しずつ増えているみたい。
フリースクールとか、シュタイナー学校とか。
でも、今の日本の制度では、オルタナティブスクールは学校ではないので国からの援助が一切得られない。
ということは、運営側と保護者側双方に金銭的負担がのしかかってしまう。
限られた人しかいけないオルタナティブスクールでは、あまり意味がない。
そのために国の制度を変えていくことも一つだけど、他にも何かいい手はないだろうか、と考えている。

基本的に僕はそういう教育の場の選択肢が増えるのは、とてもいいことだと思う。
だけど、日本でのオルタナティブなスクール、例えばフリースクールは、学校とは違う、悪く言えば、学校に行けない子が行くところ、みたいな感じで、学校より劣ったところというイメージがどこかである。
そうじゃなくて、あくまでも学校は、教育の場の一つであって、それが全てじゃないはず。
多様な教育の場の中から、それぞれの子どもにあったものを、それぞれの親と子どもが自由に選ぶ、という認識が広がれば、日本はもっと変わってくる気がする。
僕もこれから子育てをしていくようになったら、そういうこれからの教育や子育ての場作りにも取り組んでいきたい。

さて、そんなこれからの子育ての場作りに大切なことの一つは、「コミュニティ」の存在だと思っています。

もしも、お父さんお母さん二人だけで子どもを育てていかなきゃいかないとしたら、それはもう超大変。
たぶん不可能です。
サラ&ダニエルの子育ての現場を間近で見ていてそう思います。
サラ&ダニエルは、自分たちだけじゃなくて、周りの人にいい意味で「頼って」、子育てと夢の実現を両立させています。
例えば、近くにいる親や兄弟とか、ファーマー仲間とか、僕たちのようなボランティアワーカーの力に頼りながらの子育てです。

そうやって、親だけじゃなくて、協力しあえる人たちで成るコミュニティ全体で、子どもを育てていくのが理想的なあり方なんじゃないかと思っています。
それは何も特別なことじゃない。
ずっと昔から人はそうやって子どもを育ててきたんじゃないか。
村全体で、とか、部族全体で、とか。
今回の旅の中で、マレーシア イバン族のロングハウスに行ったときとか、インドのラダックに行ったときとかも、そういうことを感じました。
コミュニティ全体で子どもを育てているっていう感覚。

「家族」の概念も、大昔と今とでは全然違っているんだと思う。
世界の先住民族の暮らしの中では、きっと誰もがみな家族だったんじゃないかな。
そしてこれからの時代はまた、家族のあり方が大きく変わっていく可能性があると思う。
家族もシェアするような時代がやってくる気がする。
かつての先住民族の暮らしのように。

ということで、僕たちは、同じような思いを持っている仲間たちと、子育ても一緒にやっていけるようなエコビレッジとか、コミュニティを作ってみるのも面白そうだなと妄想しています。
ピンと来た方がいたら、ぜひ一緒にやりましょう。

****  ****  ****

さてコミュニティのほかに、もう一つ、今妄想しているのは、「お金」にまつわること。
「おすそ分け経済」というのを思いついたという話。

僕たちも、暮らし始めたら、サラとダニエルの家で学んだことも活かして、ヤギを飼ったり、ヤギミルクでチーズを作ったりしていきたい。
作ったチーズは僕たちだけではとても食べきれないし、周りの人におすそ分けしたりして使っていきたい。

例えば、他の誰かに野菜をもらったお返しとか、畑道具を貸してもらったお返しとして、物々交換に使うのもいい。
食べ物や物に限らず、お互いに必要な力や技術を、お金を介さず、交換しあうのは面白いし、やっていきたいこと。

でも、せっかくいいチーズを家で作れたのなら、物々交換にとどまらず、それがちょっとした小銭稼ぎにも繋がったら素晴らしい。
生活のためには、お金が必要だから。
しかしながら、チーズを商業的に売ろうとすれば、保健所の許可とか、ちゃんとした施設を整えなきゃいけないとか、面倒なことが多い。
それをやろうとすれば、お金もかかるし、ハードルは高い。

そこで、「お金とヤギチーズをおすそ分けしあえばいいのではないか」、と思いついた。
と言うと、「お金とチーズを交換しているのだから、結局チーズを売るってことでしょ?」と思われるかもしれない。
でも、僕の中では全然違う。

例えば、僕たちが作ろうとしているコミュニティ作りに賛同してくれる人がいたとする。
そして、その人が、コミュニティ作りに必要なお金を僕たちに「おすそ分け」してくれたとする。
おすそ分けしてもらったお金のお礼に、僕たちはヤギチーズをおすそ分けする。

おわかりいただけるだろうか?

野菜とチーズをおすそ分けしあうかのように、お金とチーズをおすそ分けしあったのだ。
商業的にチーズを売ったわけではない。
こう考えれば、商業的にちゃんとした施設がなくったって、問題ないんじゃないか。
普段は物々交換に使ってるヤギチーズがちょっとした収入源にもなりうる。

これぞ名づけて、「おすそ分け経済」。
まるで一休さんのとんち話のようだが、画期的な考えではないだろうか。
しかし実際のところ、この「おすそ分け経済」が法的にどうなるのかは、まだよくわかっていません。
今後、さらに追求すべき妄想です。

ちなみにだけど、個人的には、日本は食品にまつわる衛生基準がちょっと厳しすぎる気がする。
アジアや中南米の国々では、その辺の路上で、屋台などのちょっとした小商いをしているお母さん達の光景をよく見る。
中には、衛生的にどうなんだ?と思うような見た目の屋台もある。
でも、食べてみれば、それが結構美味しいし、お腹を壊したことも今のところない。
これは予想だけど、あのお母さん達は、屋台を開くのに、厳しい審査を通り抜けたり、保健所の許可を得るために苦労したりとかはしてないんじゃないかな。

でももし日本で、そういうお店をやろうとすれば、はるかにハードルが高くなるはず。
食品衛生に関する厳しい基準があるから。
食品衛生はもちろん大切だけど、その厳しすぎる基準が、日本人の多様な小商いの可能性を奪ってしまっているようにも感じる。

海外で日本を客観的に見ると、「高度に管理されすぎてる社会も、どうなのだろうか」、とよく思う。
もっとラフで自由であったらいいのに。

****  ****  ****

さて、「コミュニティ」、「お金」ときて、今回最後のテーマは「ケンカ」です。

サラ&ダニエルの日常を見ていて、感じるのは、ケンカが激しいということです。
サラ&ダニエルというか、サラが激しいです笑。
でもそんな風にケンカしてるサラ&ダニエル(主にサラ)を見ていて、いいな、と思ったことがあります。
それは、感情を溜め込まず、外におもいっきり出して表現すること。

サラは、ダニエルに対する怒りの感情がMAXになったとき、結構なシャウトをします。
言葉も激しい言葉を使ったりします。
自分の母親に対しても、めちゃめちゃ激しく怒りを表現していたこともありました。

そういうやりとりを端から見ていると、何だか海外のコメディ映画とか、ドリフ大爆笑を見ているような、コテコテの展開で、思わず笑いがこみあげてきます。
でも笑えません。
だってそれはめちゃくちゃ激しすぎる怒りの表出だから。
入っていく隙なんか微塵もなくて、こちらとしては、ただ呆然として眺めるばかり。

最初は見てて、ちょっとビビっていたけど、怒りの感情を出し切ったあとのサラはすごくすっきりしていて、こちらまで気持ち良いです。
その後は全く引きずることなく、何事もなかったかのように平常に戻る。
こうして溜めずに怒りやストレスを発散していくことが、忙しい毎日をやりくりしていく秘訣のように思います。

と同時に、健全な夫婦関係を保つ秘訣でもあるかも。
激しいケンカを繰り広げながらも、実はお互いに尊敬しあってるのがこちらにも伝わってくるから、ステキな夫婦だなと思います。
生きていると、感情をついつい溜め込んじゃうこともあるけど、僕もサラのように、感情をあるがままに表出していこう!と思うのでした。

ということで、最近はそんなことを妄想しながら、ヤギファーム家族との日々を楽しんでいます。
もう少しだけ滞在が伸びそうです。

ではまた!

まちゃ

こんにちは、はるです。
旅に出てから新聞や本を読むことが激減し、活字離れのためか、なかなか言葉が出てきません。
ブログを書いていても、「あぁー!もっと違う言い回しでうまいこと書きたいっ!」と思うことがしばしば。
帰国したら、じっくり読書して、語彙力回復&向上させたいなぁ。

ではでは、引き続き、現在滞在中のオーストラリアのヤギファームからリアルタイムな記事をお届けします。

***   ***   ***  

わたしたちがサラとダニエルをホストに選んだ理由。
それは、ヤギのことを学びたかったことと、もう一つ、「子育て」の現場をみたかったから。
「子育て」は、これから自分たちがしていきたい暮らしにとって、とても大きなテーマの一つです。
実際、これまでの旅の中でも、ホストを選ぶときは、自分たちと同世代で子育てをしている家庭を意識的に選ぶことが多かったです。

さらに、サラ&ダニエルは、子育てをしながら、並行して、ゼロからファームをはじめています。
土地を探して、古い家をDIYで改修して、フェンスをたてて、樹を植えて・・・
小さな子どもを二人育てながら。

わたしたちが帰国してからしたいことは、簡単に言っちゃうと、鎌倉とは別に、住む場所を探すこと。できれば南の方で。
そして、生活が成り立つくらいの収入を何らかのかたちで得て、地道に自給自足的な暮らし、パーマカルチャーの実践をはじめる。
旅の要素を取り入れながらも、地域に根をおろしたステキな暮らしをつくっていきたい。
もちろん、子育てをしながら。
わたしが帰国したらやりたいことの一番は子育て。
(更にいえば、自分の子どもだけじゃなくて、もっと広い意味での子育てに関わりたい。)

わたしは、あまり物事を深く考えないタイプなので、住む場所が決まっていなくても、仕事が決まっていなくても、これからのことは、まぁどうにかなるだろう、って思ってます。
子どもができたらできたで、何とかやっていく方法をとるだろうし、その方が仕事にも生活にも待ったなし感と責任感が生まれていいかもしれない、と思ってる。
でも、まちゃは慎重派。
「いやいや、帰ってからはとりあえず生活が落ち着くまで、子どもはまだ早いんじゃないか」って言っています(言っていました)。

でも、わたしはそうなのかな?と疑問を抱いています。
もちろん、まったく準備も予定もない中で、子どもを授かるのはよくないと思う。
だけど、これができて、あれができて、やっと子どもを育てられる。
そんな風に、順番が決まってる、みたいなのはなんだか窮屈。

あるいは、これ(例えば仕事や学業)をしたいから、まだ子どもは我慢しよう、という選択。
やりたいことに専念したくて、子育てを先送りするのは個人の選択だと思う。
だけど、本当は子育てもしたいのに、同時にはできない環境にいる、っていうのはすごく残念。
「子どもが欲しい」「子育てしたい」って夫婦が揃って思ったときに、ブレーキをかけることなく踏み出せる。
それが理想じゃないかと思います。

だから、わたしたちも、帰ってからやりたいことをいっぱい妄想している中で、「妄想の実現」と「子育て」とを天稟にかけることはしたくない。
だって、どっちもやりたいことだから。

そこで、はじめに戻って、なぜ、サラとダニエルをホストに選んだのか。
それは、「子育て」をしながら、自分たちがしたい「新しいファーム」をはじめているから。
ずばり、わたしたちが帰国後にやりたいことそのもの。
同時に両方やっている。
ステキなお手本が、まさにここに!!

洗濯パピー
アヴシィお気に入りのぬいぐるみ お洗濯中

前回記事にもあったように、サラ&ダニエル夫妻には、2歳の男の子アヴシィと4ヶ月の女の子ギリがいます。
毎日、この家で生活をともにさせてもらいながらつくづく思います。
子育てって、超大変だなぁ、って。
そして、それを会社勤めとファーム運営をしながらやっているサラとダニエルは凄いなぁ、って。
もっといえば、子どもを育てている世の中のお父さんお母さんは、みんな例に漏れず凄いよなぁ、って。

サラの日常は、超忙しい。
ダニエルの日常も、超忙しい。
ここに詳しく書いても、二人の忙しさを伝えられる自信はないので割愛します。
ただ、尊敬。としか言えないくらい、二人は忙しく動き回っています。

その中で、なによりも尊敬するのは、子どもとの時間を一番に大切にしていること。
どんなに忙しくても、どんなにやることがいっぱいあっても、サラとダニエルは、アヴシィとギリと過ごす時間を惜しみません。

ダニエルは仕事から帰ってきたら、一息つく間もなくアヴシィのもとに行って、一緒に遊んで、本を読みきかせて、寝かせつけをしています。
仕事で疲れて帰ってきているダニエルが、アヴシィと一緒になって眠りについている場面を何度もみました。

サラは自分が体調を崩して倒れそうでも、ギリが泣いたら飛び起きます。
二人の子どもを連れて、買い物にもでかけるし、公園にも遊びに連れて行く。
二人の子どもの夜泣きで、自分は全然眠れてないのに、昼間も休むまもなく動いている。
母親って、こんな超人なのか・・・。
しかも、もうすぐ在宅で仕事復帰するのだとか。
恐るべし、サラの尽きないエネルギー。

今は、わたしたちがステイしているので、お手伝いできることは出来るだけさせてもらっています。
例えば、朝のミルキングに行くときは、まちゃがサラについていって手伝い、その間にわたしが家に残って二人の子を見ておく、とか。
授乳はできないけど、家の掃除やご飯の用意はできるから、全部まとめてやっちゃう、とか。

わたしたちがお手伝いしていても、まだまだやることは尽きなくて。
でも、わたしたちみたいなボランティアワーカーがいつも家にいるわけじゃない。
本当に普段はどうやってこれら全部をこなしているんだろう。

サラは笑いながらわたしたちに言いました。
「人生で何か成し遂げたいことがあるなら、子育ての前にやることね」と。
「子どもができる前に、二人でうーーーんと、ロマンチックなディナーを楽しんでおくべきね」と。

そうは言いながらも、二人は子育てと仕事に多忙な今の毎日に、一切後悔も憔悴もしていません。
子育てをしながらも、自分達のビジョンを着々と実行に移しています。
むしろ、子どもがいることで、パワーが湧いて、更にエネルギッシュになっている部分はあると思う。

いやぁ、本当に凄い。
わたしは、そんな二人の姿をみて思いました。

「わたしにはできない・・・。」
「わたしにはできない・・・。」
「わたしにはできない・・・。」


・・・・・・ではなくて、


「やっぱり、できる!!」
「やりたかったら、きっとできる!」って。


「子育て」と、「自分のやりたいこと」の両立は可能。
サラとダニエルに、無言でどーーーんと、背中を押された気分。

子育てと仕事であれ、子育てと学業であれ、子育てと旅であれ・・・
本当に自分がやりたいことだったら、両方に全力を注いでもきちんと両立できる。
(うーーーん、両立というよりも、わたしの場合は二つで一つ。両方揃って「やりたいこと」かな。)

環境や能力や、タイミング。
色々と関係してくるとは思うけれど、やっぱり一番大切なのは、自分の「これがやりたい」っていう意思じゃないかと思います。
サラとダニエルをみていて、そう強く感じました。

他人まかせにするんじゃなくて、パートナーまかせにするんじゃなくて、まずは自分ができることを全力でやってみる。
「やりたい」っていう自分の中から湧き出る意思をエネルギー源に。
そうやって自分が頑張っている姿をみて、パートナーも衝き動かされる。
そんな二人の姿をみて、周りの人は手を貸してくれるようになるし、どんどんサポーターも増えてくる。
そんな活気ある子育ての様子をみて、わたしたちのように「自分たちもやってみよう!!」って思う人が出てきて、小さな雫がどんどんどんどん波紋となって大きく広がっていく。
そうして、「凄い」「特別」と思われるようなケースが、少しずつ当たり前になっていって、新しいスタンダードをつくっていく。
「子育て」と「○○」の両立。
やる気があれば誰でもできるよ、って。
そんな人をみんなで一緒に応援するよ、って。

朝焼けとヤギ
雨が降ろうが、子どもが泣こうが、お構いなしに毎朝待っているヤギさんたち。
そうだ、ここにも子どもたちがいるんだった。忙しい朝も、朝焼けは変わらず美しい。



今、少子化が叫ばれている日本社会において、「制度が未成熟」「子育てにお金がかかる」「負担が大きい」と様々な理由の対策が論議されていると思います。
それも確かな事実。
子どもを産んで、育てていきやすい社会をつくっていくことは必須。

だけど、だけど。
まずはもっと「子育て」についてのポジティブなイメージを、世間に向けて発していく必要があると思います。
誰もが「わたしも、子育てしたい!!」って思えるような。

これは、本当に私見なんだけど、制度や法律を整えるよりも、「ステキな子育て」のお手本をいっぱい示すほうが、少子化対策に有効なんじゃないかと思っています。
現にわたしの周りでは、結婚して子育てを楽しんでいる友人がたくさんいます。
少し会わないうちに、どんどん子どもが増えている人も。
周りだけを見ていたら、少子化なんてウソじゃないかとさえ思えてきちゃう。

子育てしながらバリバリ仕事をしている人もたくさんいるし、子育てしながら趣味を楽しんでいる人もいる。
そんな友人たちをみると、キラキラ輝いていて憧れる。生き生きしていて羨ましい。
そして、子育てを通してますます成長して、ステキになっていく。
そんな人たちがお手本として周りにたくさんいてくれるから、「わたしも次に続きたい!!」と本気で思えるのです。

そうやって、周りにたくさんのお手本があることが、子育てに対するマイナスなイメージを払拭することに繋がって、次へ次へとプラスの影響を与えることになるのでは。

そして、もう一つ大事だと思うのは、子育てだけじゃなくて、自分が本当に「やりたいこと」を持っていること。
もちろん、子育てに自分の全てをかけて、一生懸命になるのも一つだと思う。
だけど、「子育て」と同じくらいに、「自分のやりたいこと」を大切に扱って、それを無下にせずに実行していくこと。
これはすごく必要なことだと思う。
わたしが、「ステキだな~、憧れるな~」と思う人たちは、共通してこのポイントを押さえている気がします。
そして、そういう人の周りには、必ず支えてくれる人たちがいる。

「子育て」するから、仕事を辞めなきゃ。
「子育て」するから、趣味は諦めなきゃ。
あるいは、「子育て」のために仕事をしなきゃ(稼がなきゃ)。
そんなことが事実としてあるのは分かっているものの、そんな話を聞くと、子育てが言い訳みたいに、重りみたいに聞こえてしまって、なんだか妙に悲しい。


なので、ここで言いたいこと。
わたしの友人知人の、生き生き輝いている子育て中のみなさま!!
わたしに、子育てに関してすこぶるポジティブなイメージを与えてくれてありがとう!ございます!!
そんなみなさんのおかげで、わたしは子育てできる日が楽しみで仕方ないです(大変さも忙しさも全部含めて、ね)。

まちゃも、サラとダニエルの姿をみて、ここで子どもたちと一緒に生活をしてみて、「おぉ、なんとかなりそう。今すぐにでも子育てやりたい!」と思ってくれたみたい。
イヒヒ・・・しめしめ(笑)
アヴシィと一緒に遊んではしゃいで笑っていたり、ギリを抱っこしてあやしているまちゃをみて、わたしたちも大丈夫そう、って思えました。
アヴシィ、ギリ、ありがとう。

***   ***   ***  

色々と書いてみたものの、自分が実行しているわけではなくて、端からみてて思うこと、をつらつらと綴っただけなので、ちょいと心苦しい、です。
「わかったようなことを言うな!」とつっこみが飛んできそうですね、ごめんなさい。
でも近い将来、自分たちで実践してみて、今度は胸をはって「できるよー!!わたしたち、子育ても、妄想の実現も、両方楽しんでやってるよー!!」って言えるようになりたい。

子育てに奮闘中のみなさん、帰国したら、ぜひぜひ遊びにいかせてください。
子育て事情の色々を教えてください。わたしたちにたくさんのお手本を見せてください。

そして、世の中の子育て中(&子育て経験済み)のお父さん、お母さん。
子どもたちに対する、尽きないエネルギーと愛をありがとうございます。
今日も、お子様とともに笑顔いっぱいの一日となりますように。

はるみ

こんにちは、はるです。
今日からしばらくリアルタイム記事。
フレッシュな体験と想いをお届けしたいと思います。

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今ステイさせてもらっているのは、オーストラリアはメルボルン近郊で小さなヤギファームをはじめた家族。
ホストは30代の夫婦サラとダニエル、可愛い可愛い2歳の男の子アヴシィと4ヶ月の女の子ギリの二人の子どもさんがいます。

サラとダニエルは数年前までは都会で働き忙しい毎日を送っていたそうですが、もっと人生を楽しむために、働き方や暮らし方を転換したいとお互いに考えていたそうです。
そんな二人が巡りあい、意気投合し、遠距離恋愛を経て結婚。
ハネムーンを兼ねて一年ほどかけて旅をしながら、ファームの運営やパーマカルチャーについて学んでいます。
そしてオーストラリアに戻ってきて、地元メルボルンに近いこの地に根をはり、小さな小さなヤギファームを始めたのでした。

なんとまぁ、わたしたちとシンクロするところが多いこと!!
わたしたちが今していることをサラとダニエルも経験し、わたしたちが日本に帰ってからしたいと思っているようなことを、二人は今暮らしの中で実践している。
とても参考になるし、共感できる部分がたくさんあります。

サラが言っていたのは、ダニエルと出逢えて一緒になれたからすべてがはじまった、ということ。
彼がいなければ、いくら一人で夢を描いていてもなかなか実行には移せなかったと思うって。

それに関してはわたしもまったく同感。
まちゃと一緒になってから世界を旅するという夢がかなったし、これからしたいことも少しずつ具体的になってきて、ますます夢も膨らんできている。
二人になって、さらに世界が広がった。
そんなパートナーが隣にいてくれるって、すごい幸せなことだなぁ、と単純に思います。

ヤギたち
とても人懐っこいヤギさんたち

そんなサラとダニエルがはじめたファーム。
ここはヤギファームといっても、今いるヤギは3匹(うち一匹は子作りのため他のファームにいる)で、現在は本格的にファーム運営をはじめる前の段階。
毎日のヤギのお世話とヤギミルクから作るチーズやヨーグルト作りのスキルアップを主にサラが担っていて、ダニエルは別にエンジニアとして会社務めをしています。
少しずつヤギの数を増やしてファームで生計をたてられるようになるまでは兼業し、ファーム運営が軌道にのればこれ一本でやっていきたい、というのが二人のプラン。
商業用にヤギミルク製品を作ろうと思えば、定められた設備を整えなければならないし、そのためにはかなり費用がかかる。
当然ながらすぐには専業でやっていけないというのが現実。
何をはじめるにもスタートアップ資金がかかるのは痛いところ。
二人は、必要な設備を整えるための資金はクラウドファンディングで調達したいと考えているそうです。

ヤギさんご飯中
仲良くご飯中。毎朝、毎夕、ご飯の時間になるとわたしたちが来るのを待っている

ここのファームで特筆したいことはヤギの育て方について。
二人は動物の権利についてとても深く考えていて、飼っているヤギたちを自分たちの子どものように思っています。
一匹一匹名前がついていて、いつも名前を呼んでスキンシップをとっています。
将来的に15匹くらいまで数を増やしたいそうですが、それは真っ当な関わり方ができるのは15匹くらいが限界だと思うから、との理由から。
ミルクを絞るのも全部手仕事。
化学飼料ではなく、健康的な食べ物と十分な広さの土地で延び延び育つヤギたちはとても人懐っこい。
ヤギ15匹といえばファームとしての規模はとても小さいけれど、十分な愛情と手間をかけるには多いくらいかもしれません。
子どもを15人育てるのと同じと考えたら、それはそれは大変なこと。

こうやって書くと、愛情を持って動物を育てることって当たり前のことと思うけれど、実際の畜産・酪農業の現場はそうでないところが多い。
実際に現場を詳しくみたことはないからここで多くは書けないものの、ドキュメンタリーをみたり、話をきくだけでも悲惨な現状。
そういう事実を知らずに、スーパーで売られているお肉を食べたり、何も気にせず加工品を食べていた今までを考えるととても心が痛む。
知らないって恐い。
なので、お肉にしても乳製品にしても、卵や魚にしても、これからはもっと関心を持って現場を知って、出来る限りものを選んで、動物達にも生産者にも感謝して戴きたいなぁと思っています。

カンガルー
ファームには野生のカンガルーがいっぱい 可愛いけど、「やっかいなヤツたち」らしい

またヤギファームだけじゃなくて、サラたちにはやりたいプランがたくさんあります。
パーマカルチャーセンターとして、ワークショップを開いたり、子どもたちに学びの場を提供すること。
知人から安く譲ってもらったトラックやトレーラーを改造してトレーラハウスをつくり、そこでファームステイを希望する人や旅行者を受け入れること。
庭で野菜やハーブを育てて、自給すること。
ヤギの放牧地にオリーブを植えて、オリーブオイル作りをすること。

などなど、書ききれないくらいたくさんあります。
これらも段階的に進行中で、わたしたちも少しずつお手伝いをさせてもらっています。

驚いたのがそのプランがかなり長期的なこと。
例えば、「樫の木を植えようと思ってる」と言われてたときの話。
てっきり苗木を植えるのかと思ったら…出て来たのは大量のどんぐり。
それも友人のところからタダで貰ってきたもの。
どんぐりから、木を育てるらしいです。
大きく成長するまでに、20年はかかるみたい。
「マサとハルミは植えるだけで木を見れず残念ね。子どもたちが一番木の成長を楽しめるね。」ってサラは笑ってました。
大きく育った樫の木を想像しながら、心を込めて植えました。
こうして10年後、20年後を見据えた長期プランの第一歩をお手伝いできてとても光栄です。

ガーデントマト
庭で育てているトマト めちゃくちゃ甘くて美味しい

ガーデンレタス
スペースがない場所でも野菜を育てられる。鎌倉に帰ったらすぐはじめたい

こうした想いや将来プランを聞かせてもらいながら、関わらせてもらうことができて、こちらもワクワクしてきます。


そもそもここに来た動機は、日本に帰ったら出来る限り自分たちで食べるものを自給したいと思っていて、乳製品も作れるようになれたらいいなぁ~という憧れがあったから。
自給分だけまかなえたらいいので、大きなファームではなくて、家族ではじめているこの小さなファームを探しました。
また、乳製品といえば自分の中では「牛乳からつくるもの」というイメージがあったけど、旅の間にそのイメージも崩れ、牛ではなく飼いやすそうなヤギを選びました。
実際にここでの生活を体験してみて、ヤギとともにある生活についてはかなりポジティブな印象。
動物を育てることってとても難しい、だけど、とてもおもしろいと感じるようになりました。

当初はてこずっていたお乳搾りも回数を重ねるにつれ慣れてきて、スムーズに搾れるようになりました。
ヤギのほうもこちらに慣れてきて、リラックスしてからだを委ねるようになってきてくれたのがわかります。
ヤギってかなり特徴的な顔だし、実ははじめはちょっとビビってたんだけど、今ではとっても可愛く思えて毎日会いに行くのが楽しみになりました。

お乳搾り
お乳搾り 毎日やってたら、上手に搾れるようになった

色々な課題もあるし、調べなきゃいけないこともあるけれど、日本に帰ったらヤギを飼ってみたいな~、と今は思っています。
周りでヤギを飼っている方がいらっしゃったら、ぜひ教えてください。

ハルミチーズ
作り方を教えてもらったハルミチーズHalloumi Cheese(まさにわたしのチーズ!!)焼いても溶けない不思議な食感

ハルミチーズサンド
ハルミチーズサンド 絶品!!

サラもダニエルもこのファームをはじめるのに、特に専門的なことを学んだわけではなくて、旅の間の経験や「こんな暮らしができたらいいな」という思いからスタートしたとのこと。
現在はじめて約3年。
まだまだ手探りで、模索しながらやっています。
いきなりかたちになるわけではないのは当然。
少しずつ、今できることから着手しています。
軌道にのるまでは長い道のりがあって、まだまだ時間はかかるはず。
でも、二人とも自分たちのペースで着実に前に進んでいます。

会社勤めをしながら、子育てをしながら、新しく自分たちのやりたいことにも今できるだけの力を注いでいく。
正直、今の生活は都会で仕事していたときよりも忙しいはず。

それでも、「やりたい」という二人の意志があるからできるんだと思う。
大きなビジョンを持っているから、大変さや忙しさも含めて、その過程を楽しめるんだと思う。

そういえば、ご近所さんの60代のご夫婦も牛や馬のいるファームを営んでいるんですが、聞くところによればまったく経験のないまま、つい数年前から始めたとのこと。
それも100エーカーもある大きなファームで、ご夫婦二人だけでやっています。
なんとまぁ・・・規模がでかすぎる。
オーストラリアでは素人でもこのくらいの規模のファームをはじめるのはめずらしくないそうです。
そのご夫婦も周りにいる知人に色々と教えてもらいながら、日々試行錯誤でやっているって話してくれました。


ごちゃごちゃと考えるばかりじゃなくて、まず、はじめてみる。
模索しながらやってみる。
失敗しながら続けてみる。
これって、すごく大事なことだと思います。

ここでこうして良い見本をみせてもらって、たくさんの刺激をもらっています。
「自分たちならどうしようか」、とまたまた妄想が膨らみます。

そして、わたしたちがサラとダニエルをホストに選んだのには、もう一つ大きな理由があります。
それは、わたしたちのこれからの大きなテーマ「子育て」について。
長くなってきたので、それについてはまた次の記事で。

ではまた!

はるみ

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