オノ暮らし

人も地球もハッピーになる「ステキ暮らし」を研究&実践するオノな夫婦のLabo. パーマカルチャー、オフグリッド、DIY、世界一周、旅…、などについて書いています。

カテゴリ:世界一周808日ハネムーン > 帰国前

こんにちは、はるです。

この旅最後の訪問先、パアンという町にいます。
28日の早朝にヤンゴンからのフライトで帰国するのですが、どうも大都市で最後をしめくくる気にはなれず、ここパアンという町で最後の数日を過ごすことにしました。
宿の近くには湖があって、聖なる山が見えます。
ここミャンマーも今は雨季。
雨があがればお散歩に出て、ローカル食堂でご飯を食べる。
いつもと変わらない時間を過ごしています。

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帰国を前に、今の心境を少し。

2年数ヶ月ぶりに帰る日本。
早く帰りたいと心はやる気持ちもなく、まだまだ旅を続けたいという未練もなく、ただ「あぁ、もう帰るんかぁ」といったところ。
いつも繰り返してきたように、次の町に移動するのと変わらない感覚で明日、日本に帰国します。

当初は長くても1年半くらいだろうと思っていた旅の期間も、延長、延長で気付けば2年3ヶ月となっていました。
2年3ヶ月といえば、随分長く感じますが、わたしにとっては本当にあっという間でした。

わたしはこの旅を通して、まちゃと夫婦になりました。
24時間、365日、この旅の間、ずーーーっと一緒にいることで、本当の意味で夫婦になれたと思っています。

結婚するまで遠距離恋愛、結婚してからも遠距離新婚生活だったわたしたちなので、周囲の人からは「いきなり二人で長旅なんてリスキーね~」と言われていました。
実際、わたし自身も「ずっと二人で一緒に過ごすなんて、どうなるんかな?」と思っていました。
「途中、別行動して一人旅の期間を挟んでもいいよねー」なんて冗談半分、本気半分で話していたこともあります。

だけど、ふたを開けてみれば、そんな心配はいらなかった。
今となっては、もう一人で長旅するなんてできないな、と思います。

まちゃと二人でする旅の楽しさを知ったから。
二人で旅する日々が、本当に幸せだったから。

アジサイの季節
ミャンマーでもあじさいの季節。実家の庭のあじさいも、まだ咲いているかな?

そうは言っても、旅のはじめはしんどかったんです。
わたしもまちゃもお互いに。
旅のスタイルが定まらなくて、まちゃはいつも不機嫌で、そんなまちゃをみてわたしはイライラして。
毎日言い合いしたり、ケンカもできないくらい距離があったり、どうすることもできなくて、ひとり泣いてしまうこともたくさんありました。

そんなつらかった時期の話をすると、まちゃは決まって「ごめんね」と言います。
本当に申し訳なさそうに、つらそうな顔をして。

でも、そんなしんどかった時期を経て、否、そんな時期があったからこそ、今のわたしたちがあるのです。

この旅を通して、学んだこと、経験したこと、気付いたこと、変化したこと、たくさんあります。
世界遺産もたくさん行ったし、美味しいグルメも味わった。
ステキな人たちとの出逢いは宝だし、世界中に第二のホームもできた。

でも、それより何より、まちゃと夫婦になれたこと。
それがこの旅一番の収穫です。
二人の将来を、これからの未来を、「どうなるかな」という不安ではなくて、「何があってもまちゃと二人なら大丈夫」「ずっと二人で一緒にやっていける」と確信をもって言えるようになった。
この旅を通して、心からパートナーと言い合える二人になれた。

やっぱり、それが一番大きい。
だから、この長い長いハネムーンの旅をやってよかったなって、思います。
まちゃと二人で旅ができてよかった、って本当に思います。

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大きな怪我や事故やトラブルもなく、この旅を終えられること、本当に恵まれていたなぁ、と思います。
誰かが、何かが、ずっとわたしたちを護っていてくれたような気がします。
何に向かって感謝をしたらいいのかわからないけれど、感謝の思いでいっぱいです。

そして、何よりも、うるさいことを言わずに、じっと耐えて、見守ってくれた両親に感謝を。
はじめはメールの返信が数日遅くなっただけで、大騒ぎしていた母も、いつからか落ち着き、多くを尋ねてこなくなりました。
何か言葉を発すると、「何やってるの」とか、「いつ帰ってくるの」とか、「危険なところに行かないで」とか・・・、わたしたちを心配する言葉しか出てこないから、もう何も言わないようになったのかな、と思っています。
いつも近況報告のメールを送ると、一瞬にして送られてくる短い返信。
きっと、わたしが思っている以上に、心配で心配で仕方なかったんだと思います。

明日、どんな顔して両親に会うのかわからないけれど。
まずはちゃんと、「ありがとう」って言いたいです。

そしてそして、いつも見守ってくれている仲間たち、これを読んでくださっているみなさまにも心からの感謝を。
もうすぐみんなに会えるのが楽しみで仕方ないです。
「会おう!」と連絡を取り合う仲は以前とも変わらず、帰国後一ヶ月の予定も瞬く間に埋まっていって、しばらくはとても忙しくなりそうです。

わたしたちの旅の話もたくさん聞いて欲しいけど、みんなの話もたくさん聞かせて欲しい。
ゆっくりじっくり会って話して、お互いの2年数ヶ月の間の報告をし合うのが楽しみです。

車窓からの虹
バスの車窓からの虹。虹を見ると、いつも子どもみたいに喜ばずにはいられない。

最近、空に虹をみることが多いです。
青い空に強烈な日差しの太陽。
少し曇ってきたかと思えばスコールのようにざっと降る雨。

まちゃが「虹が出る」と言って空を見上げたかと思うと、そこには決まって大きな虹が。
広い空にかかるクリアな虹。しかもダブルでかかる二重の虹。

二重の虹には、「卒業」そして「祝福」という意味があるそうです。
あたかも、わたしたちの旅の卒業を、そして、新しい出発の祝福を意味してくれているかのよう。
そんな虹に勇気づけられ、わたしたちはいよいよ明日帰国します。

さて、今からバスでヤンゴンに移動します。
夜にヤンゴンに着いたらそのまま空港へ。
早朝5:30チェックインまで空港で過ごします。
最後の最後まで空港泊なわたしたち(笑)
最後まで何事もなく、無事に日本へと帰れますように。

もうすぐ帰ります。
みんな、待っててね。

では、また!!
はるみ

こんにちは、まちゃです。

あと少しで、僕たちは2年以上に渡る「世界のステキ暮らしを訪ねる旅」を終えて、帰国します。
帰国後は、鎌倉や、鎌倉以外の日本のどこかを拠点にして、自分達が望む「ステキ暮らし」をカタチにしていくために、動いていきます。

今回の旅で、世界の色んな場所で、ステキ暮らしの拠点や仲間と出会うことが出来ました。
この旅を終えた後も、またそのうち世界の拠点に戻りたいなと思っているし、逆に僕たちの日本の暮らしの拠点にもぜひ世界中から訪ねてきて欲しいと思っています。

でも、そもそも何で、暮らしの拠点として、僕たちは日本に帰ることを選んだのか。
海外にそのまま移り住んで、暮らしていくことは考えなかったのか。
その理由を、改めて確認しておくことも大切だと思うので、今回はそれについて書いてみます。

その理由は簡単に言うと、それは「やっぱり日本が好きだから」、そして「日本にこそ、ステキ暮らしが必要だと思うから」。

ウユニ朝焼け
僕たち、日本へ帰ります!

【やっぱり日本が好きだから】

もともと、「色んなところに行ってみたい」という願望が強いほうで、いつか世界一周がしてみたいなぁと、結婚する前からなんとなく思っていました。
そして、実際に旅に出て、色んなところへ行って、お気に入りの国や地域にたくさん出会いました。
外の世界を見て、日本のいい面も悪い面も、客観的に見れるようになったと思います。
でも、世界の色々な国や地域の中でも、やっぱり「自分が生まれ育った故郷」というのは、とびきり特別な場所だと感じます。
いい面だけじゃなくて、悪い面もわかった上で、それでもやっぱり好き。
それが故郷ってもんじゃないでしょうか。
やっぱり日本が僕たちのホームです。
この国に生まれたこと自体に意味があると感じます。

また、旅をしてみると、海外の人のほうが、日本の文化のいいものをよく知ってたり、興味を持っていたりすることもあります。
僕は日本で産まれ育った日本人なのに、日本のことをあまりよく知らない。
それって、とても恥ずかしいことに思えてきて。
それで、もっと日本のことを知りたくなりました。
僕の場合は、昔ながらの日本の里山的パーマカルチャーや、自然農のことなども、より知りたくなったことの一つ。
旅の前から、ずっと興味は持ち続けていたし、学んできたつもりだったんだけど、まだまだ不十分だと感じている。
これからはもっと実践的に学びたい。
昔から日本にあった知恵を学びなおして、それを暮らしの中で実践したい。
本気で学べば、世界に向けて誇りを持って発信していけるものが、日本にはたくさんあるはず。
そんな日本へ帰るのが楽しみです。

【日本にこそ、ステキ暮らしが必要だと思うから】

今回の旅で、色んな場所で、ステキ暮らし作りに取り組む仲間達に出会うことが出来ました。
皆、人や地球の未来に対する想いを心に秘めている人たちでした。
それぞれの地域社会が抱える問題と向き合いながらも、希望を絶やさず、生きることを楽しんでいる人たちでした。

そうした人々と出会う旅を続けながらも、僕たちの中には、ずっと日本の行く末を案じる気持ちがありました。
インターネットなどの情報を通じて、日本からは、いつもきなくさいニュースが聞こえてきていました。
2014年4月に日本を出てから、この2年ほどの間に、日本という国がどんどんと、おかしな方向へ進んできているように感じてきました。
客観的に、日本のことを見つめれば見つめるほど、「日本どんどんやばくなってるな。」という想いが強くなっていきました。
原発や放射能、格差、少子高齢化、教育、労働、ありとあらゆる問題を積み上げたまま、日本という国が破滅へ向かって暴走しつづけているようにさえ見えました。

そうやって、世界のステキ暮らし仲間に対する希望や共感と、悪化していく日本という国に対する閉塞感や生きづらさを、旅の中で同時に感じ続けてきました。

イタリアでホームステイをさせてもらっていたときにホストしてくれたレンゾーが話してくれたことがあります。
今、イタリアも国の経済が崩壊して、若者の失業率は40%を越えています。
格差は広がり、国の治安も悪化しています。
陽気で楽天的で自己肯定感が高いイタリア人も、国に対する眼差しはこと厳しく、痛烈に政府批判をする人も多くいます。
そんな国の未来を見限って、イタリアを離れて別の地で生活を始めるイタリア人が増えてきているそうです。
意識が高く、将来の見通しを持っている人ほど、その傾向が強いんだとか。
実際に、イタリアから出て暮らす場所を探している若者に、この旅の間、僕たちも何度か出会いました。

そこで、レンゾーが言っていたこと。
「国を離れることは容易い。
しかし良識人が皆、国を離れてしまったら、もっともっとイタリアはダメになっていってしまう。
今こそ、イタリア人の手でイタリアという国を復興させないといけない。
だからこそ、僕はこの国に残って自分達に出来ることをやっていこうと思うんだ。」

僕は本当にその通りだなと思いました。
旅を続ける僕の中にも、「日本にこそ、ステキ暮らしの構築が必要だ。」という気持ちがずっとあったように思います。
「人にも地球にも負担をかけない、ステキな暮らし方から、よりよき未来は創っていける」、と僕たちは本気で信じています。

奇しくも、今、日本は参議院議員選挙の真っ最中です。
今というときは、日本人にとって、もっと言えば、地球人にとって、「自分達が暮らしていくこの国を、そしてこの星を、どんな場所にしていきたいのか。」、みんなが自分ごととして、本気で考えるときに来ているのだと思います。

「みんなが幸せに暮らせる平和な社会って、どんなだろう?」
もはや、この問いを問い続ける必要はないと、最近思っています。
僕たちは、もうその答えを出せるはず。

その気になれば、僕たちはもう、今からでも、その答えを生きることが出来るんじゃないでしょうか。
僕はこれから、自分なりの答えをただ淡々と生きていこうと、心の底から思っています。

もちろん答えは一つじゃなくていい。
大事なのは、多様性。
もし、僕の答えと、あなたの答えと少しでも重なるところがあるのなら、ぜひ一緒にやりましょう。
共に答えを生きてくれる仲間たち、いつでも募集中です。

ということで、世界のステキ暮らしを廻った僕たちが、日本でステキに暮らそうと思っている理由。
それは、「やっぱり日本が好きだから。」、と「日本にこそステキ暮らしが必要だと思うから。」です。


ではまた!
まちゃ

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