今日は、わたしたちの最近の暮らしについて。

最近わたしたちがしていることといえば、家のリノベーション、家事・買い物、お散歩、読書、ときどき来客。

だいたいこういったのがメイン。

はっきり言って、真新しいことはしていません(笑)

鎌倉では面白いイベントやセミナーがたくさん催されているので、興味があれば迷わず出かけます。

最近は、テンダーさんのトークショーや丹羽順子さんのブレスワークセッションに参加してきました。

学びや刺激の多い環境という面でも鎌倉は大好き。 


<仕事のこと>

「旅から帰ってきて仕事はどうしてるの?」とよく聞かれるのですが、まだ二人とも収入を得るための仕事はしていません。

稼ぐために、体裁のために、と急いで働きはじめるよりも、今はただ働かないという時期がしばらくあってもいいじゃない、と思っています。

それは、誰に許されるってことでもなく、自分が許すかどうかの問題。

社会に出て働きたくない訳ではないし、働くことを否定してるわけでは決してなくて。

ただ、こんな微妙な時期にも意味があるんだろうな、と。

だから、今は働いていません。

あえていうなら、住んできる家のリノベーションが仕事といえば仕事、です。

と言っても、わたしたちはお手伝い程度で、主にまちゃのお父さんが手がけているリノベーションです。

今住ませてもらっている家は築70年以上の古民家で、まちゃの亡くなったお祖父さんが残してくれたもの。

修復作業中に屋根から出て来た。今から72年前の建材。 

最近聞いた話では、これは移築して今の場所に来た建物なので、もともとは大正、もしかしたら明治時代のものなのだそうです。

長らく空き家で朽ちていた古民家なのですが、わたしたちが結婚して旅をはじめるまでの数ヶ月間、二人で鎌倉で暮らせるようにと、まちゃのご両親が1年ほどかけて自分たちの手で修復してくださいました。

今では不自由なく住めるように立派に改修されていますが、当初はトイレやお風呂の水周りはもちろん、床も朽ちてないような状態でした。

柱や梁など残せるものは残し、建具などは古い年代ものを探し出してきて調整し、風情のある素晴らしい古民家へと再生してくださいました。

わたしたちが旅をしている2年と少しの間ギャップはできたものの、まだ完了していなかった修復作業は再開され、今は内装の壁を塗り替えたり、屋根を張り替えたりという作業を進めています。

    ***   ***   ***   ***   ***

ここで「仕事」ということに話を戻すと、「仕事」って一体全体、何やろな、と。

また、本質的な問いが浮かんできます。

みなさんの中で、仕事の定義って何ですか?

一般的には、お金を稼ぐ手段=仕事?

でも、お金を稼ぐことが目的でない仕事もたくさんありますよね

野良仕事とか、畑仕事や山仕事。

手仕事、針仕事、台所仕事、大工仕事・・・。

わたしは最近、こういった「暮らしを整え、暮らしを成り立たせる仕事」への興味がめっぽう強いです。

大工見習いまちゃ。教えてもらって出来ることが増えてきた。

今やっている古民家改修、リノベーションも、自分たちの暮らしの場を整えること

歴史ある価値ある建物を後世へ残すこと。

そういう意味では、これも立派な仕事といえるものだとわたしは思っています。

だから、毎日思いをもってこの仕事をやっています。少しずつ仕事の腕もあがってきました。仕事がとっても楽しいです。

自分たちで手をかければかけるほど、どんどん愛着がわいてきて、この家から離れがたくなってきました。

執着です。

仕事は何かと執着を生むものですね。 

そこで最近はここから自分たちで面白い仕事を生み出して行きたいなぁ、とも目論見中。

わたしたちが地方に移住したらこの家は貸家になるのかなーと思っていますが、現段階では「ここがどんな場になったら面白いか」を毎日毎晩考えて夢を膨らませています。

リノベーションに留まらず、オフグリッド化を考えたり、多機能スペースやシェア別荘として利用するなどなど、やりたいことはいっぱあるねー、なんて。

って言っても、わたしたちの家ではないので、ただ本当に自由に夢を描いているだけなんですけど。

ここでわたしたちにできる仕事ってなんだろうか。

そんなことを常々考えては、ワクワクしています。

 

<お金のこと>

旅から帰ってきて早3ヶ月と少しが経ちました。

わたしたちは旅の間も一銭も稼いだことはなかったので、トータルで2年半以上、貯蓄を崩しながら暮らしていることになります。

当然ながら、通帳の残高は徐々に減っていくばかりで増えることはありません。

不安がないかといったらウソになります。

不安はあります。多分、それなりに。

 

だけど、その不安を解消するに値する現実検討能力があるんです。

意外!と思われるかもしれません(笑)

でも、わたしたちは現実検討能力が高い方だと思います。

だから、まだ働かずとも暮らしていけているのです。

お金がないと今の日本では生活していくことが難しいから、もちろんお金は必要です。

なので、手持ちのお金が尽きる前にいずれかの方法で自分達にあったお金の稼ぎ方をはじめます。  

わたしたちのいう「現実検討」って、あるお金といるお金の計算をしてクリアにすること。

ただ、それだけ。

漠然と「お金が必要」と思っているのと、「生活のためにいくらのお金が必要」と明確に知っているのとでは全然違います。

自分達の生活費は何にいくらくらいかかっているのか。今ある貯蓄であとどれくらい生活できるのか。どの程度残していたら安心か(これはかなり個人差があるだろうけど)。

それを計算して自覚していること。

それだけで、みえてくるものはたくさんあります。    

持っているお金の使い道は限られてきて、すっきりします。

使えるお金が限られているので、無駄遣いしなくなります。

全部なくなってしまう前に、どのくらい稼ぐ必要があるのか、そのためにどのくらいの時間働けばいいのかも逆算できます。

そして、今するべきことの優先順位がはっきりします。

今の経済状況で、やりたいことができるのか、できないのかが見えてきます。

そうすると、たいていのことは「お金が無くても、本当にしたいなら何とかしてできるやん」ってことに気付いたりします。 

旅を通して、自分たちに合ったお金との向き合い方がはっきりしてきて、お金の扱い方、使い方を身につけてきたので、お金に対する得体の知れない不安がなくなりました。

むしろ、お金が無かったらないでどうにかする方法を考えるようになります。

お金がなかったら、その分、頭と手を働かせるようになってくるので、いいサイクルができてきます。

自分でできることが増えるし、自分で作れるものが増えて、どんどん知恵がついてきます。

周りから必要なものが集まってきます。

 

わたしの場合、自分が幸せを感じることって、別にたくさんお金がなくてもできることばかりなので、    それに気付くと、自分の中でのお金の価値ってたいして高くないんだな、となってきます。

「お金はあるにこしたことはない」ってずっと思ってたんですが、「いや、そうでもないのかも」と思うようになりました。

これは、旅の間に起こった大きな変化のひとつです。 

結局、お金って、幸せでステキな暮らしをするための一アイテムでしかないってこと。

そのアイテムをいつどのように使うかは、いつも自分が決めることだな、って思ってます。

欠点といえば、今・現在を優先しすぎていて、将来に備えて、なんて考えがあまりないこと。何とかなるやろ、って思っちゃう。

そのへんのことは、もうちょっと必要性を感じるようになってきたら考えていくんだろうとは思っています。

まぁ、きっと、そんなもんですよね。

 

<役割のこと>

そして、不思議なものでお金のことはなんとかなるんです。

「そんなまさか!」と思うと思います。

でも、そんなまさかが起きるんです。

お金がなくてもどうにかなる状況が揃ったり、お金をかけずに欲しいものが手に入ったり。

とにかく、なんとかなる。

わたしたちは、そんなとき、これがわたしたちの「役割」だな、と感じるようになりました。

正しい役割を担っているとき、すべてがうまくいくようになっている。

そのまま進んでいけるように、天が、宇宙が、誰かが、味方してくれるんです。

まさに、アルケミストに書かれているとおり。

きっと、今これを読んでくれている方の中にもそういう経験をしたことがある方はいらっしゃると思います。

現在のわたしたちは、ありがたいことに住める場所があって(これはかなり大きいです。本当に感謝!)、しばらく食べていくだけの貯蓄はあるので、「とりあえず稼ぐ」必要は今すぐにはない状況です。

近い将来、「とりあえず稼ぐ」必要も出てくるかと思うんですが、そのときが来る前に焦っても仕方ないかな、と。

今はお金は少ししかないけれど、ゆっくりとした時間の流れの中で思いのままに暮らしています。 

壁がキレイに塗れて喜んだり。

太陽に誘われ、ぶらりとお散歩したり。

お昼下がりにコーヒーを淹れてまったりしたり。

毎日、特別なことはしていないけれど、幸福感は高い日々です。

この「特別なことはしていない」ってポイントだと思っていて、幸せになるために、別に、「特別なこと」をする必要はないんだと思います。

自分が幸せに気づくかどうか。

自分が幸せを感じるかどうか。

ただ、それだけ。

今ある現状に甘えず感謝しながら、今の幸せを大切にし、自分たちがやりたいことに逆らわず、自分たちにできることを真摯にやっていけば、自ずと次の道はひらけていく気がしています。

「そんな甘いこと言ってたらやってけないよー」、って言われそうですね(実際、言われたりします)。

でも、そんな甘いことを、もうかれこれ3年近くやっているわけです。

案外長くやれるんだなーって、やってみてわかりました(笑)

 

自分たちでも今後どうなっていくのかわかりません。

もしかしたら、生活のために必死になって働きまくる日がくるかもしれません。

でも、そんな日がきたら、それはそれで「とうとうこの時が来たか!」って笑いながら頑張ってやるんだろうなーと思います。

 

なので、ここで言いたいこと。

それは、とりあえず「今、幸せ」を大切にし、とりあえず「今、やりたいこと」をやりはじめ、とりあえず「今、何とかなる」な毎日を送ること。

それが、結構オススメです、ということ。

これって、何かを我慢したり、何かを止めたり、何かを失わなくても、すぐにできること。

自分の「幸せ」や「やりたいこと」に気付いていて、自分の選択に責任をもって、「何とかなる」って思う心さえあれば。

最近のわたしたちの「役割」は、そんな普通のことを、普通にやっていくことなのかなーと感じています。

なので、わたしたちは「今、幸せ」なこの毎日を積み重ね、「今、やりたいこと」であるこの鎌倉の家のリノベーションを終わらせます。

そして、「何とかなる」だろうその後の展開をみてみたいと思います。

さてさて、この先どうなることやら。

ワクワク、ドキドキ。

 

ということで、最近のオノ暮らしより、<仕事と、お金と、役割のこと>のお話でした。

では、また!

はるみ